エンジン停止 エンジン警告灯点灯
運転していたのは10系アルファードハイブリッド。ウォーターポンプが故障した時のお話です。
春が終わり、夏に入る時期にいつものように車の運転中、メーターパネルにエンジン警告灯が付きました。
そして、まもなくエンジンが停止しアクセルを踏んでも走ることも出来なくなってしまったのです。
もしかしてあなたがこれを読んだ日はとても暑くなった日ですか?
あなたの車が走行中にメーターパネルのエンジン警告灯が付き、エンジンが停止してしまったならこの記事内容の症状と同じことが起こっているかもしれません。
万が一があるので早急にお近くのディーラーに相談し点検してもらった方がいいですよ。
持っていたスマートフォンで急いで近所のカーディーラーを検索。そしてそこに連絡を取りました。
近くのディーラーに事情を話し、どうやって車を持っていこうかと考えていたけど、キーを抜き、エンジンを止めていたせいなのか車の機嫌もよくなり、そのディーラーまで自走することができました。
そしてディーラーで検査をしてもらい検査の結果は・・・
ハイブリッドシステムの冷却装置の異常
整備担当者によく話を聞いてみると、ハイブリッド車は高電圧を制御するときに発生する熱を冷却するポンプがついているようでそのポンプがハイブリッドシステムの冷却を賄っているそう。
冬や春などの寒かったり涼しかったりの気温ならばその冷却装置が停止していても問題なく車も動くようなのですが、そのハイブリッドシステムの温度が上昇すると全ての機能を停止してしまうのです。
ハイブリッド冷却システムはエンジン起動中(車のキーがオンになっている状態)は常に動いているらしくて、信号待ちで停止している時も、アイドリング中も、ハイブリッドシステムの温度が低い時も一時的にでも停止することはなく常に動き続けているようです。
そのハイブリッド冷却装置のポンプが停止した場合、気温の低い時は問題ないのですが周囲の温度が上昇し装置の動作に支障をきたすと車が判断した場合は、メーターに警告灯ランプを表示し車の動作を停止するのです。
作業担当者はどのようにその原因を突き止めたのか?
担当作業員の話によると自動車に診断装置をつないで高温のためにエンジン起動を停止したことを突き止めたようで、助手席のダッシュボードの裏にある循環ポンプのホースを握ってみたところ全く動作を感じなかったとのこと。
つまりポンプが動作せずにパイプ内の冷却水が循環していないと判断しポンプが機能していないとの判断をしたようです。
その症状の修理内容は
停止しているポンプを新品のポンプと交換する。
それを動作させる信号を与える部分の故障の可能性もあるのでは?と素人の私は思いましたがエンジンキーがオンの時は冷却水が常に循環しているというものなのでコンピューターで制御ってことでもなさそうです。
作業員の経験とこれまで整備してきたトヨタのデータからの結論なのでしょう。
作業時間はそれほどかかることはなく部品が到着すれば数時間で故障を直し引き渡るとのこと。
部品は近所にはないので名古屋から取り寄せるために翌々日の到着、翌々日の夜には修理が完了し引き渡せられるとのことでした。
実はこの故障は今回が初めてではなかった。
気になったのはこの症状、すっかり忘れていましたが実は4年前にも同じことがあったのです。
その時も遥かが終わり、夏が始まる「あぁ、今日は久しぶりに暑くなる日だな」と思った日でした。
ちょっと隣町まで買い物に出かけ、駐車場でメーターパネルに警告灯が付きました。
買い物を済ませ恐る恐るエンジンをかけたところ通常と同じように車が動作したのでさっきの状況は何だったのだろう?と思いながら走れるので自宅に向かいました。
時間は気温も上がるお昼ごろで5キロくらい走ったとこでした。
再びメーターパネルに警告灯が点灯し間もなくエンジンも停止しました。
その場で再始動したら動いたので目の前にあったネッツがあったのでそこに駆け込みすぐに診断してもらったところその時すぐには原因が突き止められず、また動くことが出来たので自宅に向かおうと思ったらネッツから1キロ走ったあたりで警告灯が点灯、そしてエンジンストップ。
自宅の近所のトヨペットにレッカーすることになりました。
この時に大変お世話になったのがENEOSカード。
JAFに入っていなかったので隣の市の自宅近くのトヨペットまでレッカーをお願いしたら何万取られるのかなぁ、、と不安がよぎりました。
しかし、ふとクレジットカードのENEOSカードのことを思い出しロードサービスがついていることを思い出しました。
このロードサービスは10キロ以内のレッカーは無料、30分以内の路上修理も無料で行ってくれるというもの。ものすごく助かりました。
ENEOSカードはいざというときに本当に助かります。
トヨペットで再診断してもらったところ、これが原因って断定はできず冷却ポンプが怪しいとのことで試しにここを交換して考えましょうとの流れでした。
この時の修理代はどのくらいかかったのかの記録はなくしてしまいましたが5万円ほどかかったと思います。
故障は4年で再発?
前回故障したときの写真が残っていたので調べてみるとその日は7月19日。
今回修理が完了したのが7月19日でほぼ同じ時期になります。
前回の修理でたまたまハズレの部品を使ってしまったと割り切るしかないのでしょうかね。
あまりにも寿命が短すぎます。
今回の修理が完了し、修理箇所の説明を受けたときに取り外した部品を見せてもらいましたが、何処に取り付けられていたのかその状況にもよりますがとてもきれいなものでした。
とても残念過ぎます。
作業内容・修理部品
※警告灯が点灯した
ダイアグノーシス 点検
P3130 インバーター冷却系統異常
ウォータポンプASSY(モータ & ブラケット ツキ)取替
点検代 2,160円
技術料 12,960円
部品代が 36,936円
合計 52,056円
部品はアマゾンでも13,000円ほどで売っていました。
部品持ち込みで交換してもらえたら節約できるかもですね。
まとめ
- ウォーターポンプが停止(故障)したことにより冷却水の循環が行われずエンジンの温度が上がり安全装置によるシステムの停止でエンジンがかからなくなる。
- 自然に温度が下がるとシステムの起動が可能。温度が上がるまで走ることが出来るようになる(非推奨)
- ウォーターポンプ故障の修理代に5万ちょっとかかる。
調べてみるとこの故障はアルファードハイブリッドATH10Wにはよくあることの事例のようです。(検索すると結構出てきます)
サービスキャンペーンと銘打ったリコール隠しのようなことも行われていたようですがそれも終了し現在では有料での修理となっています。
出展:https://toyota.jp/recall/campaign/100617.html
私自身も4年で2回も故障しているのでたまたまってことではないのだと思います。
やはり10年落ちの車は故障が多いと言われているので買い換えたほうがいいのですかね?
かといって簡単に買い換えるほど潤ってもいないので具合の悪いところを修理しながら乗っていくしかない状況です。
この事例がどれくらいの頻度で発生しているのかわかりませんがこの症状に悩まされたユーザーはいったいどのくらいいるのでしょうか?
メーカーのトヨタ自動車にはなんとか対処してもらいたいです。
10系アルファードハイブリッドでの故障は他にもあります。
下の記事はエアコンが温風しか出てこなくなった時の話です。
原因不明で修理代がてても高額な値段を提示されました。よかったらお読みください。