Change Internal Batteryとエラーメッセージが表示したときは内臓電池が消耗してしまった合図
YAMAHA EX5の電源を付けた時に現れるエラーメッセージ「Change Internal Battery」
「Change Internal Battery」
このメッセージが現れたらそれはメモリーなどバックアップしておくために内蔵されているバックアップ用内臓電池が消耗した時に出るメッセージ。
YAMAHA EX5の電源投入後にこのメッセージが現れたら電池を交換しないと、その後データは本体に記憶されず電源を入れるたびにピアノの音色に戻ってしまいます。
そのままでも音が出ないってことはないんですが、
- 起動するたびにメッセージは出る
- 電源を切る直前の音色は記憶されずピアノに戻ってしまう
- 使った後の設定が保存されない
などの煩わしさが付きまとうので電池は速やかに交換したほうがいいのです。
電池は高価な物でもありませんし、EOSシリーズやSYシリーズ、DX7のような昔のシンセサイザーとは違い交換方法はだいぶ簡単に出来るようになっています。
今回は電池の交換手順をこの記事にまとめていきたいと思います。
この記事を読むとYAMAHA EX5の電池を交換した時の手順がわかります。
YAMAHA EX5は1998年2月に発売されたシンセサイザー
YAMAHA EX5はFM音源で有名なDX7に続く型番を引き継ぎ、キングオブシンセサイザーのSY99の後継機種としてPCM音源、AN音源、VL音源、FDSP音源と当時の技術を結集して作られたシンセサイザーである。
その頃のYAMAHAはXGにうつつを抜かしていたのでRolandやKORGのライバル機種にシンセサイザー市場を奪われていたのでEX5シリーズはその市場を取り戻すために総力を上げて作られたと思われる。
私が持っているEX5は1998年12月に400台販売されたシルバーモデルのEX5Sで従来の藍色の標準タイプとの違いは色だけで性能は同じである。(後に300台増産されたようである)
浅倉大介さんがライブの時キーボードとして使っていたので憧れで買ってしまったよ
YAMAHA EX5の内臓電池はCR2032
準備するものは
- 取り換え用の電池CR2032(1個)
- プラスドライバー(2番)
- ピンセット(ストレート)
の3点です。
取り換え用電池CR2032
YAMAHA EX5の内蔵されているバックアップ電池はCR2032を1つ使われています。
CR2025と見間違いそうです。サイズは同じですが厚みが違うのでご注意を。
ダイソーにも売っている電池ですので調達しやすいかと思います。
プラスドライバー
プラスドライバーはYAMAHA EX5の裏ブタを開けるときに使います。
ピンセット
ピンセットは電池を外し、つかんで取り出すのに使います。
こちらもダイソーに売っています。
ダイソーの精密ドライバーを買ったときについてくるピンセットでも十分です。
先が曲がっているものでなく、ストレートの物のほうが取り出しやすいですよ。
YAMAHA EX5の内臓電池の取り外し手順
1,EX5本体を傷がつかなく鍵盤を痛めないように裏側にひっくり返します。
枕やクッションなどをはさむなどして表面をガードするようにおきましょう。
2,大きいほうの裏蓋のねじをドライバーで外します。(合計8本のねじがあります。)
蓋を開けるとこんな感じ。スッカスカです。
ケーブルをめくると上のほうにボタン電池が見えます。
これが今回の患者さんのCR2032です。
3,電池を浮かせてピンセットなどで引っ張るように抜きます
手が入りにくい場所に電池ボックスがあります。
手が電池の上まで入りにくいのでピンセットで取ると簡単です。
がっちりはまっているので取りづらいかもしれません。
そんな時はマイナスドライバーのようなもので浮かせると取りやすくなります。
取り出したボタン電池はSONY製です。
取り付ける電池はSONY製ではなくてもCR2032であればメーカー不問です。
4,新しい電池の取り付けは逆の手順で奥側をはめてから手前をしてはめ込む
新しい電池CR2032は奥側を先に入れ込んでから手前をはめ込みます。
5,ケーブルを戻し裏蓋を閉めてビス止めする。
折り返し地点です。
あとは元の手順を辿るだけ。
電池を取り替えるためにめくったケーブルを元の側に戻し裏蓋を取り付け8本のネジで固定します。
6、動作チェック
電源を入れて通常起動すれば完了です。
再設定の必要もなく復帰出来ました。
【Change Internal Battery】エラー YAMAHA EX5の電池交換の手順 まとめ
準備するものは
- 取り換え用の電池CR2032(1個)
- プラスドライバー(2番)
- ピンセット(ストレート)
YAMAHA EX5の内臓電池の取り外し手順
- 1,EX5本体を傷がつかなく鍵盤を痛めないように裏側にひっくり返します。
- 2,大きいほうの裏蓋のねじをドライバーで外します。(合計8本のねじがあります。)
- 3,電池を浮かせてピンセットなどで引っ張るように抜きます
- 4,新しい電池の取り付けは逆の手順で奥側をはめてから手前をしてはめ込む
- 5,ケーブルを戻し裏蓋を閉めてビス止めする。
- 6、動作チェックをする
昔のシンセサイザーのバックアップ用内蔵電池は溶接で取り付けられているので電池交換は大変です。
YAMAHA EX5の電池は電池ボックスに入っているのを取り替えるだけなのでとても簡単と言えます。
進化して取り替えやすく変更したようでとてもありがたいことですね。(メーカーに電池交換をお願いすると5,000円くらいとられそうです)
難易度はほぼ0に等しいのでとても簡単にできました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。