水回りの配管で重宝されるフレキ管(呼び径13)には2種類ある
給湯器や洗面化粧台、トイレやキッチンで便利に長さ調節して配管が作れる巻フレキ。
巻フレキは自由な長さの配管が作れるので非常に使い勝手が良いため水回りの設備には欠かせない水道屋さんの心強い味方です。
とても便利な部材なのですが、いつも作っているフレキ管のはずなのに今回作ったものは
- 袋ナットがスカスカで抜けてしまう
- つば出しがうまくいかない
- 通水すると水が漏れる
などの致命的な失敗に合うことがあります。
それはフレキ管に合っていない袋ナットを使っている所為なのです。
呼び径は16と16.8の2種類
巻フレキと袋ナットは、同じ呼び径13のものを準備しても合わない物が存在します。
実は巻フレキには外径16.0と16.8の2種類があり、袋ナットにも16.0と16.8と2種類の大きさのものが存在するのです。
16.0の巻フレキ
16.8の巻フレキ
16.0の袋ナット
16.8の袋ナット
違うサイズのフレキとナットは漏水する原因になる
16.8の巻フレキには16.0の袋ナットは当然入らない。
逆に16の巻フレキに16.8の袋ナットは入ることは入るが少しゆるゆるな感じ。
しかし、これに気が付かずにツバ出し工具で仕上げてしまうと漏水の原因になってしまいます。
呼び径13用つば出し工具
外径16.0の巻フレキと16.0の袋ナット、もしくは16.8の巻フレキと16.8の袋ナットの組み合わせでフレキ管を仕上げた場合は問題ないのですが、16.8の巻フレキと16.0の袋ナットの組み合わせでつばを作ろうとすると、作り出したツバは楕円形になるなど歪な形で完成し、時には袋ナットからスッポリ抜けて水漏れの原因となるのです。
呼び径13フレキ管で水漏れが?!巻フレキの2つのサイズで漏水発生!(管外径16.0と16.8が存在)まとめ
- 呼び径は16と16.8の2種類
- 違うサイズのフレキとナットは漏水する原因になる
フレキ管を作るときはサイズを統一して作りましょう。